2026年3月。
韮山高校野球部にとって、忘れることのできない春を迎えました。
長年にわたりチームを導いてこられた武井監督が、このたび離任されることとなりました。
その知らせを受けたとき、
胸に込み上げてきたのは
「寂しさ」と「感謝」
の気持ちでした。

武井監督は、韮山高校野球部の出身。
そして日本体育大学へ進み、野球と向き合い続けてこられました。
伊東商業高校での指導を経て、再び母校・韮山へ。
小雀監督のもとで3年間、部長としてチームを支え、
その後は監督として8年間、「小雀野球」を受け継ぎながら、新たな歴史を築いてこられました。
韮高野球部に関わった11年間。
そして小雀監督から続くその野球は、25年という長い時間を紡いできました。
武井監督の野球は、とても緻密で、そして誠実でした。
一つひとつのプレーに意味があり、
一球に、ひとつの判断に、強い想いが込められていました。
土日を惜しむことなく、グラウンドに立ち続ける姿。
選手たちにかける言葉の一つひとつ。
そのすべてが、ただ勝つためだけではなく、
「人として成長してほしい」という願いにあふれていました。
夏の大会では、4回戦進出という結果を残されています。
それでも、私たちの心に深く刻まれているのは、
数字だけではありません。
どの代においても、
夏の大会で初戦敗退が一度もなかったこと。
それは、どんな状況でも揺るがない準備と、
積み重ねてきた日々の証だったのだと思います。
“当たり前のように初戦を勝つ”
その裏には、どれほどの努力と覚悟があったのか。
子どもたちの姿を通して、私たちは何度も感じてきました。
保護者として、
子どもたちが野球を通じて大きく成長していく姿を見守ることができた日々。
仲間とぶつかり、悩み、乗り越え、
少しずつたくましくなっていくその姿のそばには、いつも武井監督の存在がありました。
厳しさの中にある温かさ。
見えないところでかけてくださっていた言葉。
そのすべてが、子どもたちの心に、そして私たち保護者の心にも残っています。
武井監督が繋いできた韮高野球は、これからも続いていきます。
その想いは、今の部員たちに確かに受け継がれています。
武井監督。
これまで本当にありがとうございました。
そしてこれからも、武井監督らしく、
野球を通じて多くの人の人生に寄り添い、導いていかれることと思います。
その新たな歩みに、心からのエールを送ります。
ありがとうございました。
そして、これからもずっと――応援しています。
